従来からひろく行われているレントゲン検査に加え、近年いろいろの内臓器官、脳・背髄系、骨格・筋肉、心血管系のほかリンパ節の腫脹など、形態の変化、新生物(癌など悪性腫瘍および良性腫瘍)を検索する手段としてコンピューター診断撮影(CT)、磁気共鳴画像法(MRI、MRA)、脳血流,脳の代謝やはたらきを測定できるボジトロン断層撮影法(PET)、放射性物質を用いるシンチグラフィのほか、超音波(エコー)検査の技術が応用されています。 これらの検査は、目的とする臓器によってどの方法が適切か、またいくつかの方法の組み合わせで判断するかが決められます。 さらにヘリカルスキャンによるCT,MR血管撮影では、血管を描き出すことができます。 血管(動脈および静脈)の病変を観察する超音波検査も日常的に行われるようになりました。 頚動脈や下肢の動脈が粥状アテローム硬化病変によってどの程度狭くなっているか(狭窄度)を調べることができます。