「臨床研究」は、厚生労働省の倫理指針においては「人を対象とする医学系研究」と記載されており、いわゆる未知の薬剤などを扱う治験とは異なります。試料や情報を扱い、予防診断治療などの改善に資する有効性を検証していく研究活動のことです。これらには既に一般診療として標準的な診断治療が実施され、後で振り返って病歴情報を利用する場合なども含まれます。
倫理委員会ではこれらの臨床研究を科学的妥当性だけでなく、倫理的な観点すなわちインフォームドコンセント(説明と同意)、リスク・ベネフィット評価(利益と危険性)、対象者の保護などに注意して審査することになります。
「オプトアウト」とは、このような臨床研究において「適切な同意を受けることが困難な事情がある場合(例えば既に通院が終診となっている場合など)」に、研究の情報を通知公開し対象者の方々が拒否できる機会を保障する方法です。
下記の表に北陸病院倫理委員会で承認された現在継続中の臨床研究を掲載致します。ご自身の病歴の情報などが研究に利用されることを望まない場合にはリンク先より各研究の担当者までご一報賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
実施中の臨床研究(2019年度~)
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研究番号 | 研究責任者 | 所属 | 研究課題名 | 同意手続 |
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